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第2白糸トンネル崩落から15年… 

今日8月25日で、第2白糸トンネル崩落事故から15年が経ちました。

今から15年前の1997年8月25日午後2時30分頃、島牧村持田の国道229号第2白糸トンネル(L=741m)の瀬棚側坑口で大規模な岩盤崩落事故がありました。
崩落した岩塊の量は、高さ約130m、幅約70m、厚さ約20m、体積は約2万立方メートルで、20名の犠牲者が出た豊浜トンネル崩落事故の約2倍の規模であったと言われています。
その後、28日午後1時30分頃にも2回目の崩落が発生し、崩落した岩盤の総体積は約5万6千立方メートルに及びました。
1回目と2回目の崩落を合わせると、豊浜トンネルの約5倍規模の崩落でした。

崩落した岩盤は、巻出し部を押しつぶしトンネルを完全に塞ぎました。
かなりの崩落規模であり、崩落した土砂などは一部、海にまで達しました。

崩落のあった区間は交通量が少なかったこともあり、崩落に巻き込まれた車両などは無く、幸いなことに犠牲者は出ませんでした。
崩落後しばらくは崩落区間で通行止めとなりました。

このときは崩落しなかった第2白糸トンネルの隣にある第1白糸トンネルも崩落の危険性があることから、復旧は山側に迂回するトンネルを新たに建設することに決定。
平成10年1月15日に瀬棚町側で着工、2月27日には島牧村側で着工しました。新トンネルは24時間体制で掘削作業が行なわれたため、着工からたった9か月で10月22日に貫通。
その後、トンネル内設備の工事が行われ、平成11年4月8日に新トンネルが供用開始となり、1年8か月ぶりに島牧と瀬棚が行き来できるようになりました。

事故のあった当時、このトンネルの崩落で多くの方がトンネルの危険性について考えたのではないのかなと思います。
というのも、豊浜トンネル崩落の翌年の事故であったからです。
犠牲者が出なかったのでよかったですが、崩落規模としては豊浜トンネルの5倍でした。

しかし現在、これだけ大きな規模の崩落であったにも関わらず、第2白糸トンネル崩落を覚えている人というのは、それほど多いように思えません。
豊浜トンネル、第2白糸トンネル、どちらも今後起こしてはならない事故であることに間違いありません。
自然相手のことですから、崩落の予測などは大変難しいことだとは思いますが、道路管理やメンテナンスなどは徹底して行ってほしいと強く思います。

豊浜トンネル、第2白糸トンネルの崩落事故があった頃、私はまだ小さく何も覚えていませんが、安全だと思っていた道路が一瞬のうちに「危険」に変わってしまう瞬間の日であったのではないかなと思います。

それでも、2トンネルの崩落があったことで、海岸線を走るトンネルの整備はかなり進んだと思います。
これにより、かつては狭小トンネルなどの多かった国道229号は現在、ほとんどが安全に走行できるトンネルに切り替わりました。これも、トンネルの崩落がきっかけだったのではないかと思います。
逆に、もし崩落事故が起こっていなかったら、トンネル整備はそれほど進んでいなかったように思います。
いつ崩落してもおかしくない危険なトンネルが、使われていたかもしれません。そう考えるととても恐ろしいことです。

20名の命を奪った豊浜トンネル崩落事故。失ったものは多く、遺族の方としてはとても悲しくて辛い事故だったと思います。
「事故を起こしてそれで終わり」では困ります。
豊浜トンネル崩落から16年、第2白糸トンネル崩落から15年というこの年に、道路事業者は道路管理の重要性を再確認すべきと思います。
何度も書きますが、「事故を起こしてそれで終わり」では困るのです。「二度と事故は起こさない」という意識を持つことが大切なのではないかと思いました。

トンネルだけではありません。今後は「橋梁」が問題になってくるのではないかと思います。

我が国の橋梁は、高度経済成長期に建設されたものが多くあります。
しかし、高度経済成長期から約50年が経ち、その時期に建設された橋梁も50年経つということになり、橋梁のメンテナンスが急務です。
国道はもちろんのこと、北海道で言えば道道、また市町村道などの橋梁も50年以上経っているものが多くあると思います。老朽化による落橋事故を未然に防ぐためにも、橋梁のメンテナンスや架け替えを今後、行なっていく必要があります。
架け替えとなると、それなりのコストが発生しますが、落橋事故などが起こってからでは遅い訳です。
早急な橋梁メンテナンスを、道路事業者にはお願いしたいと思います。

第2白糸トンネル崩落事故以来、道内ではトンネル崩落事故は起きていません。これは事故から得た教訓であると思います。
2009年に道道小樽定山渓線の四ツ峰トンネルで発見されたひび割れも、道路メンテナンスが行われていたから、最悪な事態となる前に通行止めにすることができたのだと思います。
やはり、日々のメンテナンスが重要ですね。


今回はかなり真面目なお話でした。
皆さんもこの節目の年に、少し道路管理について目を向けてみるのも良いかもしれませんね。
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